Ｑ＆Ａ
■終活について
Q：
終活はなぜ必要なのですか？
A：
人生を振り返り、気持ちを整理することで、
これからの人生をより充実させることができます。
また、自分の意思を家族に伝えておくことで、家族の負担を減らすことができます。
Q：
終活はいつから始めたらよいですか？
A：
終活には、意外に気力や体力、判断力などが必要になります。
したがって、早く始めれば始めるほど良いといえるでしょう。
Q：
私は現在30代ですが、終活を始めた方がよいですか？
A：
30代の方であれば、まだ先に長い人生が待っていると感じますが、
それが突然断ち切られることもないとは言い切れません。
30代からの終活は決して早すぎることはありません。
30代の終活と、40代、50代、60代、70代の終活はそれぞれ違ってきます。
また、家族構成によっても違ってきます。
自分が亡くなったときに家族が困らないように、
保険に入ることも終活といえるでしょう。
また、通帳やカードを発行しないネット銀行や、ＦＸや先物取引などの
ネット取引などに関する情報、ブログ・ＳＮＳに関する情報や
もしもの時にどうしてほしいかなどについては
特に記載しておく必要があるでしょう。
残される家族に伝えておきたい思いなどまとめておきましょう。
自分がこれからどうしたいのかという事を考えるきっかけにもなりますので、
おすすめします。
Q：
終活は何から始めたらよいですか？
A：
活動内容や優先順位は人それぞれですが、終活で行うことは、
エンディングノートで整理ができますので、
エンディングノートから始めてみるとよいでしょう。
Q：
エンディングノートは書いておきたいと思うのですが、
今後、状況の変化に応じて希望や考えが変化すると思うと、
まだエンディングノートを書く時期ではないと思うのですが、
どうしたらよいですか。
A：
まずは、現在の状況にあわせてエンディングノートを作成してみましょう。
その後、ご自身の誕生日や年末年始など
定期的にアップデートしていくようにしてください。
Q：
エンディングノートを購入しましたが、書きかけのままです。
どうしたらよいですか？
A：
エンディングノートを書き上げることを目標にするのではなく、
書きながら人生と向かい合い、自分がどんな終活をしたいのかを
見つけることを目的としてください。
ただ、長く手が付けられていない場合には、
たくさんの種類のエンディングノートが発売されていますので、
自分に合ったエンディングノートを再度探してみることをおすすめします。
Q：
両親にエンディングノートを書いてもらいたいのですが、
言い出せません。どうしたらよいですか？
A：
まずはご自分がエンディングノートを作成してみるとよいでしょう。
ご両親にご自分のエンディングノートを見せながら、
エンディングノートを書くことで自分の考えや希望など意思を
伝えることができることなどメリットを伝えてみるとよいかもしれません。
ご両親が作成する際に具体的なアドバイスもできます。
Q：
私は、いわゆるおひとりさまなのですが、特別な終活が必要ですか？
A：
後継者がいらっしゃらない場合、自分の考えや希望を託す人を見つけ、
どうしてもらいたいかを伝えておくことが必要になります。
そのためには生前に終活を第三者に託して契約するなど特別な終活が必要になります。
Q：
エンディングノートを書くときに気を付けることがあれば教えてください。
A：
エンディングノートを記載する際は、おひとりで、
ご自身と向き合いながら行うものですが、終の広場では、
終活の共有を提案します。すべてを伝える必要はありませんが、
葬儀内容の意見不一致や、墓石や墓地の二重購入などが防げるだけでなく、
ご自身の考えや希望を知ってもらうことで、
これからの人生をより充実したものにできるでしょう。
また、家族にエンディングノートの存在を知らせておかなければ、
見つけてもらえない可能性もあります。
■遺言書について
Q：
私にはたいした財産はありませんが、遺言書を書く必要がありますか？
A：
もめごとが起こっているケースの約70％は、
遺産規模が5,000万円未満であるというデータもあります。
遺言書を作成しておくべきかどうかは、財産の額には関係ありません。
法定相続分通りの相続を希望しない場合は、
遺言書を作成しておくべきといえるでしょう。
Q：
遺言書とエンディングノートの違いはなんですか？
A：
遺言書とは、財産の処分について意志を伝えるための
法的な文書のことです。エンディングノートは自分の歴史や、
葬儀の方法など家族に知っておいてほしい情報を記した
私的なノートのことです。公的な文書であるか
私的な文書であるかが大きな違いです。
財産が多くある場合は、専門家に相談し、
遺言書を作成することをおすすめします。
そうでない場合は、エンディングノートから始めてみましょう。
Q：
遺言書はすぐに書けますか？
A：
遺言書には、「自筆証書遺言」、「秘密証書遺言」、
「秘密証書遺言」があります。
例えば、自筆証書遺言であれば、作成費用がかからずいつでも作成できますが、
盗難、紛失、内容の改ざんの可能性や、
様式不備により無効とされる可能性があります。
また、死後に検認手続が必要になります。
それぞれの遺言のメリットとデメリットを理解した上で
どの遺言書を作成するかを選択し、大切な遺言書が確実に実行されるように
ルールに従って作成する必要があります。
専門家に依頼するのもひとつの方法です。
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